保育園や小学校での発表会や卒園式などの撮影の注意事項

保育園や小学校で、発表会や卒業式を依頼されることがあります。

保護者のスマホなどで撮影できますが。
やはり「式に集中したい」「全体を見ておきたい。記録しておきたい」「遠くからだとアップでなかなか思った狙い通りの表情が撮影できない」などの理由で保育園の発表会や卒園式を撮影を依頼されることがあります。
卒園式や発表会などの撮影の注意をまとめてみたいと思います。

保育園や小学校での発表会の撮影の準備について

打ち合わせをしっかりする

会場の確認

発表会や卒園式などは、まず会場の確認が第一です。特に保育園や幼稚園は体育館のような広い会場で式があるとは限りません。
食堂やみんなで昼寝をする少し広めの部屋が会場になることがあります。
会場の配置をしっかり確認して。ビデオカメラをどこに置くか、電源をどこからとるか、どこから生徒を撮影するかなどをしっかり打ち合わせして確認しておかないといけません。式の邪魔になるような場所にカメラを置いてしまっては元も子もありません。

カメラを置く位置

卒園式では卒園証書をもらうのがメインとなることが多いです。証書をもらう顔を撮影するためには園長先生の後ろにカメラを配置すると撮影できます。
カメラを配置して良いかどうかは、その保育園の方針や、式場の配置で決まります。カメラマンが配置できなくて固定カメラだけでの撮影の場合があります。

全員が入る場所にカメラが置けるかということも重要です。園児が座っている席、保護者が待機している席、その席全体をカメラに収めることができるかどうかが問題になります。横長の会場の場合。カメラの画角的に入らないことがあります。その場合は左右に向けた2台のカメラを配置するなどの工夫が必要になってきます。

音声収録について

音声の問題があります。保育園などではマイクを使ってもポータブルの拡声器などで代用することが多いです。
音声はビデオ付属のマイクで取る必要があります。ビデオのマイクで撮ると、近くで保護者がしゃべっている声や、近くで咳をした声なども入ってしまいます。なるべく指向性のあるマイクで、生徒の返事や校長先生、園長先生の話、司会者の話が充分に聞き取れるようにすることが大事になります。

実際の撮影について

園児の入場

これは押さえておきたい場面です。一人一人名前を呼んで園児が入場してきます。やはりここはアップで一人ひとりを押さえておくべきです。

卒業証書授与。卒園証書授与

園児が園長先生から証書をもらう場面をアップで確認できるような位置にカメラを置きます。

卒業式

園長先生の話や、来賓の人の話

2台カメラで。園長先生や来賓の話と並行して園児や保護者の表情が入るように撮影します。

保護者代表の言葉、園児代表の言葉

それぞれ代表の言葉ですが。保育園によっては、子供たちがお父さん、お母さんに感謝の言葉を話す演出があります。この演出の場合は子供だけでなく、それを聞いている保護者の方の表情を撮っておくと良いです。

園児の合唱

ひな壇に並んでいる園児全体の場面を撮影することが基本になります。全体が入る場面を撮ると同時にアップで横パンをして園児が一生懸命歌っている姿をアップで撮影できるようにします。

園児の退場

保護者と一緒に手をつないで退場するという場面が結構あります。そのような場合には。保護者と園児がなるべく全体が入るように撮影します。

卒園式が終わった後

保護者と先生が懇談する場面。園児と先生が名残を惜しむ場面。保育園を最後にする場面など、とても感動的な場面がありますので、撮影しておくと後あと良い思い出になります。

撮影で注意したいこと

どの場面でも園児がなるべく全員入っているということです。合唱の時なども、パンをしてアップで撮影していても横に顔がずれていく中でも平等に顔が写っていることが大事です。特にお遊戯会などは、主役だけで撮るのではなくて、ステージに上がっている園児全員が画面に入っている方が良いです。保護者にとっては、自分の子供が一番です。自分の子供が映っていないのは、やはり寂しいので主役だけでなく周りに居る出演者も撮っておきます。子供たちのアップの表情はとても良い表情なのでアップすると素晴らしい画像になりますが保育園の撮影では必ず舞台に立っている全員が入るように撮影するのが基本です。

保育園の卒園式やお遊戯会、発表会の編集

撮影でステージに上がっている生徒、主役になっている生徒が全員撮ってあればあとは流れ通りつなぐだけになります。少し単調な絵になりますが、全員が写っている場面がきちっと安定して入っていることが。一番落ちついた動画になります。良い表情だからと言って、アップの顔を入れていい感じの映像を作ろうとするのではなく。そのステージに上がっている。園児全体が撮って主役とその周りに居る生徒が全員写っているという動画がつながりの動画編集となります。

DVDやブルーレイディスクでの納品

現在ではネットにアップして動画をみんなで見るという方法も考えられますが、やはり不特定多数が見ることができるネットというのは、小さな子供達の発表の場の公開方法としては少しハードルが高いようです。個人として、動画が保存できるDVDやブルーレイでの保存が良いのではないでしょうか。
DVDやブルーレイは物として保管ができるので、五年後、十年後。子供たちが成長した後に見ることができます。その時本棚の隅にちゃんとあります。
結婚式のときに見返すなどとても懐かしい気持ちになります。あるいは結婚して自分の子供に自分の保育園のときのDVDやブルーレイを見せることができます。
将来何十年後DVDやBlu Rayが残るかが不安ですが、物として残しておくことで父母、叔父、叔母、兄弟親戚が自由に見ることができます。だれかがバックアップしてくれます引き続き持ち続けてくれます。

DVDやブルーレイディスクだけでなく。動画としてハードディスクに保存しておく方法もあります。現在はGoogleドライブ、OneDriveに保存するという人もいるかもしれません。いつでもどこでもスマホやタブレットで動画が見られるということで有用と思います。